ガラスの建物スカイビルがすごい事になりました。〜ガラスの建物〜
大阪のガラスの建物と言えば、私はすぐに梅田のスカイビルを思い浮かべるのですが、そんな関西人の方はけっこう多いんじゃないでしょうか?
スカイビルは1990年6月に着工され、東京大学名誉教授でもあり日本を代表する建築家の原広司氏の設計によって、実に2年9ヶ月もの歳月を経て1993年3月に完成しました。満を持して落成したその姿はタワーイーストとタワーウエストから成る、地上四十階にして地下二階建て、高さは約173メートルにも達するという超高層ビルでした。その壮観なガラスの壁は、朝昼夕と時間帯によって周囲の風景を様々な表情に映し出し、外から眺めているだけでも全く飽きることがありません。
加えて、このスカイビルで最も有名なポットである、最上階の文字通り空中庭園展望台からは、天気の良い日は遠くの大阪城が望め、さらには大阪の街も一望できてしまいます。
大阪広しといえど、この規模で屋上に入れるのはこのスカイビルだけではないでしょうか。
さて、そんな大阪を代表するランドマークでもあるスカイビルが、何と「Dorling Kindersley」が選出する「TOP 20 BUILDINGS AROUND THE WORLD」(世界を代表する20の建造物)の一つに選ばれ、イギリスの大手新聞Timesにもそのことが紹介されました。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1311/14/news073.html
以下が、同時に選ばれた建造物の一部です。
サグラダ・ファミリア(スペイン)、パルテノン神殿(ギリシア)、タージ・マハル(インド)、シドニー・オペラハウス(オーストラリア)、サン・マルコ寺院(イタリア)、アンコール・ワット(カンボジア)。
・・・・、何というかそうそうたるメンツですね。でも自分の住む地域のビルが、世界各国の文化遺産と並び称されたというのはとても誇りに思える事です。
私自身、スカイビルが大好きで定期的に訪れるのですが、現在「ドイツ・クリスマスマーケット」というイベントが催されているので、最近またスカイビルを満喫しに行ってきました。このビルにドイツ総領事館が入居しているため、毎年行われるイベントであり、私にとっては今回が三回目の参加になりました。
到着してからまずはタワーイーストの映画館「梅田ガーデンシネマ」にて、フランス映画「女っけなし」を鑑賞後、 滝見小路で昼食をとりました。
また、今回はスカイビルの各所に、アーティスト達が制作したクリスマスに纏わる作品展示なる企画、「ART OF CHRISTMAS 2013」も開催されており、個性的なツリーやスノーマンを鑑賞する事ができて非常に興味深かったです。その後、「ドイツ・クリスマスマーケット」の方では、赤ソーセージやホットワインなどを堪能しました。
期間中毎日17:00から行われる、世界最大級のメインツリーの点灯式は本当に感動の瞬間で、さらにその後は空中庭園展望台に上り、冬の冷たく澄んだ空気の中で大阪の夜景を眺めました。
http://www.skybldg.co.jp/index.html
写真は点灯前と点灯後のメインのクリスマスツリーと、ペットボトルで出来たスノーマン、その名も「ペットン」です。
「ドイツ・クリスマスマーケット」は12月25日まで開催中です。この週末にでも、いつもと一味違うクリスマスを味わってみてはいかがでしょうか?(^O^)
ミラーボール in クリスマスイルミネーション~ガラスと鏡の関係~
ミラーボール in クリスマスイルミネーション~ガラスと鏡の関係~
周知の事実ではあるんですが、ガラスと鏡は密接な関係にあります。ようするに鏡の一部はガラスで出来ているんですね。まさにガラスなくして鏡は存在しえないと。No glasses , No mirror ! です!
さて、そんな鏡なくしてさらに存在しえないのがミラーボールです。ディスコ(古い?)とかによくあるアレです。
ミラーボールというのは、球体に隙間なく細かい鏡をたくさん貼り付けて作られています。そして、それらの小さな鏡は全て微妙に角度が違うため、ミラーボールが光を浴びながら回転する事によって、時間差で四方八方にその光がキラキラと反射します。
答えを聞いてしまうと意外と単純な仕組みなんですが、やっぱり「最初に考えついた人はすごいな~」と思ってしまいます。
ちなみにミラーボールの発明者ははっきりとわかっていませんが、大阪府摂津市の日照という会社が日本のミラーボールの95%を製造しているらしいです。
さて、今年の大阪のイルミネーションは随所でそんなミラーボールが使われています。
HEP FIVE、なんばパークス、阪急うめだ本店のショーウインドウ・9階吹き抜けのミラーボールツリー、OAP・・・他にもあるかもしれませんね。
一体このミラーボール押しは何なのでしょう?(笑)
まあ、ガラス好きの私には嬉しい限りですが。(^-^)
写真は梅田のHEP FIVE前のイルミネーションです。
ショーウィンドウというガラス
百貨店やデパートなんかの大型ショーウィンドウも、日常で目にするガラスですよね。
なんとその昔(大正時代)日本では、その名も「ウヰンド画報」というショーウィンドウ専門の月刊誌が出ていたとか。
今回は、街で見かけたそんなショーウィンドウガラスの事について。
阪急百貨店では、有名な「リサとガスパール」をクリスマスシーズンのキャラクターとして起用しています。(知らなかった。)と言うよりも阪急百貨店に起用された事によって、「リサとガスパール」は日本でも有名になったらしいです。(もっと知らなかった。)
そして、現在阪急百貨店では、その絵本の世界をショーウィンドウの中に再現するという試みが行われています。
6つの非常に大きなショーウィンドウによる演出だったので、迫力があるのはもちろんの事、夢や温かみを感じる空間になっていました。
ぜひお時間のある時に、恋人や家族と見物に行ってみては?
トナカイではなく鹿です
先日西梅田のハービスエントにて発見。
巨大な動物のイルミネーションオブジェが、エントランスのガラスを突き抜けるように設置されていました。
時期的に完全にトナカイだと思い込んでいたのですが、近づいて案内板を読んでみると実は鹿のオブジェである事が判明。「異次元の森・HERBIS FOREST」というテーマだそうです。現在公演中の「ライオンキング」もこのテーマに関係しているのでしょうか?
また、あえてこの時期にトナカイではなく鹿にしたところに、何かのこだわりがあるのか。
それにしてもこのイルミネーションオブジェはガラスの特性を非常にうまく使っているなと感心しました。実際にガラスを貫いているわけではなく(当たり前ですが)、鹿の体を半分ずつ別々で作り、ガラス(建物)の中と外にそれぞれくっつけているわけですね。結果まるで青く光る鹿がビルの中からガラスを抜け出してきているように見え、さらにその光や姿がガラスにも薄く映り込んでより幻想的な風景を演出しています。
普段はオフィスビルのエントランスガラスという実用的なガラスが、発想次第でこんなにも美しいアートの一部になってしまう現象に脱帽しました。
このような素晴らしい発想にこれからも出会っていきたいですね。
「ガラスノヒビ~日々、あるいは、罅~」について
はじめまして。「ガラスノヒビ~日々、あるいは、罅~」の管理人です。
このブログは、子供の頃からなぜかガラスが好きだった管理人が、工業用・家庭用・工芸用などの種類は問わず、色々なガラスについて語っていくという一見風変りなブログです。
よろしければ、お時間ある時にお付き合いください。
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