ガラスノヒビ~日々、あるいは、罅~

タイトル「ガラスノヒビ」は「ヒビ割れ」のヒビとかけてます。イマイチですかね。(^^;)ガラス好きの管理人が、様々なガラスについて綴っていきます。

トナカイではなく鹿です

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先日西梅田のハービスエントにて発見。

巨大な動物のイルミネーションオブジェが、エントランスのガラスを突き抜けるように設置されていました。

 時期的に完全にトナカイだと思い込んでいたのですが、近づいて案内板を読んでみると実は鹿のオブジェである事が判明。「異次元の森・HERBIS FOREST」というテーマだそうです。現在公演中の「ライオンキング」もこのテーマに関係しているのでしょうか?

また、あえてこの時期にトナカイではなく鹿にしたところに、何かのこだわりがあるのか。

それにしてもこのイルミネーションオブジェはガラスの特性を非常にうまく使っているなと感心しました。実際にガラスを貫いているわけではなく(当たり前ですが)、鹿の体を半分ずつ別々で作り、ガラス(建物)の中と外にそれぞれくっつけているわけですね。結果まるで青く光る鹿がビルの中からガラスを抜け出してきているように見え、さらにその光や姿がガラスにも薄く映り込んでより幻想的な風景を演出しています。

普段はオフィスビルのエントランスガラスという実用的なガラスが、発想次第でこんなにも美しいアートの一部になってしまう現象に脱帽しました。

このような素晴らしい発想にこれからも出会っていきたいですね。